2007年09月17日

信玄は内憂外患の極みたる戦国乱世をどう解したのか。

 大河ドラマの風林火山、いよいよ信玄と謙信が激突する川中島の戦いが始まり、クライマックスを迎える。 
 
 さて、それでは、武田信玄は彼が生きた戦国乱世をどう解したのか。これを理解すれば、大河ドラマが描いている信玄像をより深く理解できるだろう。

 孫子塾のサイト「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」のバックナンバーで標記の質問「信玄は内憂外患の極みたる戦国乱世をどう解したのか。」に答える形で記事が掲載されている。
2007年02月05日

孫子を学び活かした人々

 孫子を学び活かした日本人のひとりとして、会社概要の「風林火山」であげた武田信玄が有名であるが、その他に、どのような人々がいるだろうか。

 孫子塾のHPの「孫子を学び活かした人々」で、古今東西を通ずる名将や大事業を成し遂げた代表的な人々と孫子兵法との関係について以下の構成で述べられている。

  1.孫子と中国人
  2.孫子と欧米人
  3.孫子と日本人

 以上の記述から、
兵法書「孫子」は、原著者孫武以来、約二千五百年の風雪に耐え、今日もなお、戦争指導書・軍事思想の鑑として広く世界の人々に珍重されるのであり、また政治の要訣を教え、あるいは経営、人生の指針を語る書としても、時空を超えた怪しげな生命力をたもち異彩を放っている。

 という冒頭の言が説得力をもったものとして理解できる。
2007年01月29日

「風林火山」の語釈について

風林火山

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本年から始まったNHK大河ドラマ「風林火山」。武田信玄の旗印で有名なこの言葉のルーツは孫子にある。すなわち風林火山は「孫子 第七篇 軍争」の一節から取ったもので、その原文と語釈は以下のとおりである。
【原文】
 其疾如 其の疾(はや)きこと風の如く、
 其徐如 其の徐(しずか)なること林の如く、
 侵掠如 侵掠すること火の如く、
 不動如 動かざること山の如く、
 難知如陰 知り難きこと陰の如く、
 動如雷霆 動くこと雷霆(らいてい)の如し。
 掠郷分衆 郷(むか)うところを掠(かす)めて衆を分かち、
 廓地分利 地を廓(ひろ)めて利を分かち、
 懸権而動 権を懸けて而して動く。
  
【語釈】
・軍がひとたび動くべき機会をつかんだら、その行動の迅速なること疾のごとくなければならない。
・軍がひとたびゆるやかな前進・機動を必要と見たら、その行動の正々粛々なることのごとくなければならない。
・軍がひとたび敵地を侵掠するときは、その勢いの激しく猛烈なることのごとくなければならない。
・我の状況作為による敵情を判断し、ひとたび持重を要すると見たときは、少しも慌てず泰然字若たる落ち着きを示すことのごとくならねばならない。
・以下省略
 
 (省略の理由)
 この節は、孫子が「迂直の計」における用兵の要諦を例示的に曰うものであるが、この節の語釈のみで表面的に「迂直の計」を解説することは孫子塾がいうところのいわゆる「断章取義」になり兼ねないからである。孫子の云わんとするところを、正確に理解するためには「孫子 第七篇 軍争」のみならず、「孫子十三篇」の全体を理解する必要がある。
 それほど、孫子十三篇は体系的理論構成であり、孫子の言は深みがあるからである。
2007年01月06日

「現在の企業経営者は、なぜ孫子を学ぶ必要があるのか」

前回までで、様々な問題に直面する現在の企業が「孫子兵法を学ぶ意義」、孫子兵法を修得する上で「脳力開発」が有効なこと、および「孫子兵法と脳力開発の関係」について、孫子塾「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法(孫子兵法と脳力開発)」の一部を引用しながら紹介してきた。

 なお、同じく「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」の孫子談義の第五回(平成18年8月7日)に「日本人はなぜ孫子を学ぶ必要があるのか」について孫子塾塾長・佐野寿龍氏の記事があるので、紹介しておく。
 『彼を知り己を知れば、百戦殆うからず。』<第三篇 謀攻> と、いわゆる「助長補短」策との観点から「日本人はなぜ孫子を学ぶ必要があるのか」を考察されている。

 グローバリゼーションの大潮流に覆われた激烈な大競争の時代を生き抜くために、経営者はまず、諸外国(彼)と日本(己)の長短を知る必要がある。
 
 この記事から、「現在の企業経営者は、なぜ孫子を学ぶ必要があるのか」を考えるのは有意義である。
2007年01月02日

孫子兵法と脳力開発について

『両者の相違点は、「孫子兵法」が戦争という人間社会の非常かつ極限の問題解決を対象としているのに対し、「脳力開発」は平常かつ一般的な問題解決に焦点を当てている所にある。このことはまた、次のことが言える。
 
 即ち、「大は小を兼ねる」の譬え通り、本来、「孫子兵法」の理論はすべてに普遍的に適用できるものであるが、その対象が極めてマクロ的である故に、その理解に当たっては高度の抽象的能力が要求されること、また、そのゆえにこそ、あくまでも「孫子」は抽象的な基本的原則を説くのであって、これの実際への応用に当たっては、個々人が主体的かつ能動的に絶えず自分自身で思索し判断してゆく必要にせまられるものであるため、一般には難解とされているのである。

 これに対して「脳力開発」は、平易な日常的な問題を対象とする点でミクロ的であり、日常生活に密着しているゆえに、戦いの原理原則がわかり易く、かつ具体的に把握するに便利であるが、もとより「孫子」のごとく戦いそのものを全体的にコンパクトに総括しているものではないのでインパクト(劇的効果、強い影響に)欠ける憾みがある。 

 この意味に於いて「孫子兵法」と「脳力開発」は、言わば合わせ鏡のごとく相互補完的役割を果たすものであるため、この両者を比較しつつ、それぞれの角度から双方向的に学ぶことは、難解とされる「孫子」を読み解くために極めて有効な方法であり、その相乗的効果と相俟って「脳力開発」の体得をも促すものである。
 
 とりわけ、本講座は「魏武註孫子」を原本とする「現行孫子」の主要論点を漏れなく纏めると共に、合わせ鏡として「竹簡孫子」との異同を考察し、新たな視点から理解の徹底を図るものでもあるため、脳力開発的観点は、これらの整合性を解析するための指針としても活用される。』

 以上も前回と同様に「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法(孫子兵法と脳力開発)」http://sonshi.jp/sub4.htmlからの引用である。孫子兵法を紹介した書物やサイトは他にもあるが、「脳力開発」を用いて、孫子兵法を解析し、孫子兵法の本質(所謂、本物)を解説しているところが、他とは比べ物にならない深さを有する本講座の特徴である。
2007年01月02日

なぜ脳力開発か

『「脳力開発」は故城野宏氏(昭和十三年、東京大学法学部卒業。同年、日中戦争で中国に渡る。終戦まで中華民国山西省政府の指導に当たり、戦後も山西野戦軍副司令官として五十万の兵を擁し中共軍即ち毛沢東軍と戦う。首都大原落城で中共軍の捕虜となり、都合十五年に及ぶ監獄生活を送る。昭和三十九年釈放帰国)が足掛けニ十六年にわたる中国での激烈な体験と深い思索を元に人間の普遍的行動の原理原則を体系的に整理したものである。


 「脳力開発」では自らのおかれた客観条件を徹底して調査し、反覆して考えぬき、現実に即して、いかにして正確な判断をするかという情勢判断の方法、およびその判断の基礎を為す人間の「心」は、良きにつけ悪しきにつけ「癖(習慣)」によって行動するものであるから、その心の癖(習慣)を「良い方向」へ、あるいは「正しい方向」へ習慣づけることが「楽しく素敵な人生のため」には、何より重要であると説いている。

 つまり「孫子兵法」も「脳力開発」も共に、人間社会における問題・トラブルの解決を目的とするものであり、しかも、いわゆるお手軽なハウツーものではなく、事の本質・原理を追究し、普遍的思考の観点からこれらを解決しようとするところに、その特色と共通点がある(「孫子兵法」が約二千五百年の風雪に耐え、今日もなお、戦争指導書・軍事思想の鑑として、また政治の要訣を教え、あるいは経営、人生の指針を語る書として広く世界の人々に珍重されている所以でもある)。』

 以上は「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法(孫子兵法と脳力開発)」http://sonshi.jp/sub4.htmlからの引用であるが、「なぜ脳力開発か」の詳細についてはhttp://sonshi.jp/teki2.htmlを参照していただきたい。
2007年01月02日

孫子兵法を学ぶ意義

『客観的に哲学的な立場から見ると、「生きている」ということは、「トラブル(苦労・心配・面倒・厄介・紛争・騒擾)を起こすこと」であるから、これを敷衍すると好むと好まざるとに拘わらず、畢竟(ひっきょう)、実人生の世界は戦いであり、その最たるものが即ち戦争であると言わざるを得ない。

 言い換えれば、人生は常に冷酷な生存競争の戦いの連続であるから、そのような場におけるそれぞれの矛盾解決を目指す主体的な努力なしには、我々の良く生きる道はないのである。

 このゆえに、勝つため、あるいは負けないための戦争法則を鋭く洞察し、その説くところの戦略・戦術の深遠さを以て世に名高い兵書「孫子」を学ぶことは、取りも直さず実人生の世界を強く生き抜くための叡知を磨くことに他ならず、孫子が「最古にして最新の稀有な書物」と称される所以である。』

 以上は「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」http://sonshi.jp/ 基礎編の第一回解説テキストからの引用であるが、様々なリスクに直面する現在の企業が矛盾を解決しゴーイングコンサーンを維持する上で「孫子」を学ぶことの意義がここに見出されるのである。
2006年12月31日

はじめに

 代表者プロフィールの「生い立ち」のDにも記載しているが、私は2005年7月〜2006年9月まで約15ヶ月間、孫子塾http://sonshi.jp/が主催するオンライン講座「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」を受講した。

 当時、私は神戸市須磨区の名谷から、約1時間半かけて、新大阪の会社まで通勤していた。通勤電車の中の時間を活用し、テキストを反復読破し、課題設問の回答の構想を練り、休日に纏めるという毎日であった。

 難解といわれる孫子兵法十三篇を「脳力開発」という学問・実践の原理を用いて読み解く本講座は決して容易なものではないが、具体的で豊富な事例を交えて丁寧に解説されたテキストや添削指導に助けられて、計36回のレポート提出により無事卒業することができた。 回を増すごとに興味と理解が深まり、後半では、次のテキストの受信を待ち遠しくなっている自分であった。
 
 今後、この「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」を私のコンサルティング活動のバックボーンとしを活用し、実践していくこととしたい。