IT全般統制やIT業務処理統制についての言及もあるが、実施基準以上に詳細な記述はない。
上記は内部統制.JPサイトに掲載された記事『J-SOX監査人向け指針の草案公開、「スプレッド・シート統制」に言及』の冒頭文である、詳細は当該記事を参照されたい。
ただし、上記の、「スプレッド・シート統制」に関する記載はあくまでも公開草案であり、最終的なものではないので留意する必要がある。例えば、前回紹介した「スプレッドシート統制 研究室」では『日本公認会計士協会の「公開草案」へのコメント』で6つの問題点を具体的に指摘している。
その内、例えば2番目の問題点を引用すると
問題点2: 決算・財務報告プロセスへの限定
スプレッドシート統制に関する記述が、「(3) 決算・財務報告プロセス」に配置されているため、スプレッドシートを利用する業務を統制対象とする内部統制及びその評価の必要性を、「決算・財務報告プロセス」に限定すると解釈される恐れがあります。
…中略…
実際には、スプレッドシートは、「決算・財務報告プロセス」以外の業務プロセスでも用いられ、その中には、財務報告の信頼性に影響を与えるものが在り得ます。
従って、「決算・財務報告プロセス」に限定せず、財務報告の信頼性に影響する「スプレッドシート取扱業務」を対象範囲として、経営者による統制評価を如何に監査すべきかを示すべきではないでしょうか。
そして【後 記】で以下のように結んでいる。
■スプレッドシート統制に関する指針は、「公開草案」が示すべき実務指針のごく一部であることは明らかです。上述の問題点の解消に当たっては、他の指針とのバランスや整合を考慮しなければなりません。
■スプレッドシート統制に関する詳細な指針が必要であれぱ、JICPA発行のIT報告等の別紙で、詳細指針を示す必要があるかも知れません。


