業務統制に係る内部統制の有効性の評価は下記の道筋に添って実施します。
●業務プロセスの統制活動の評価は2通り
経営者は3点セットで整理した統制活動が、リスクを低減させるために有効かどうかを評価しなければなりません。評価は2つの視点から行われます。
一つは、3点セットで整理した統制活動が、リスクを低減するために十分か(整備状況の評価)という切り口です。
そして、もう一つは、実際の業務が、3点セットで整理された通りに行われ、内部統制が有効に機能しているか(運用状況の評価)という切り口です。
まず、整備状況の有効性を評価した後、運用状況の評価へと進みます。
●整備状況の評価
整備状況の評価は、主に3点セットを元に行います。 3点セットでは、リスクに対する統制活動が整理されていますが、そのリスクに対する統制が十分であるかという観点で行います。
たとえば、「ミスや不正を発見、防止する仕組みはあるか?」「適切な業務分掌が行われているか?」という観点でチェックを行い、不十分な場合には、業務手順の見直しが必要となります。
●運用状況の評価
運用状況の評価は、それぞれの業務が行われている現場で行います。ただし、すべての拠点のすべての業務プロセスに対して連用状況の評価を行うことは困難であることから、サンプリングでの評価を行うことになります。日常的に行われている業務については、25件から30件の抜き取り検査を行ってエラーがなければ、十分に信頼し得る状況にあるとされています。
●評価にあたっての準備
評価を行うためには、下記のような書式で、どのようなテストを行うかを事前に準備し、内部統制が有効 であると判断するための基準をあらかじめ決めておく必要があります。もちろん、評価を行った結果は記録し、監査に向けて保管が必要です。
